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洋々LABO > 大学・学部別 > 慶應SFC > 慶應SFC 授業紹介「データ・ドリブン社会の創発と戦略」ー 安宅和人教授

文理融合、言語、ビジネス、デザイン、プログラミング……。さまざまな分野を幅広く学ぶことができる慶應SFCですが、一体どのような授業がおこなわれているのでしょうか?
SFCは必修が少ないため、個々人の興味にしたがってさまざまな授業を履修することが可能です。しかし分野の多様性ゆえに、実際にどのような授業が展開されているのかはなかなかイメージしづらいところ。そこでこの連載では、現役のSFC生が履修した授業の感想や情報を生の声としてお届けします。

今回は安宅和人教授の「データ・ドリブン社会の創発と戦略」をご紹介します。

慶應SFCで受けるべき授業一位!?

SFC生の間で「ためになる授業は何か」という話題になると、必ず話題に挙がるのが今回紹介する「データ・ドリブン社会の創発と戦略」です。

データ・ドリブンとは
・統計データを正しく見分ける力
・データを用いて相手に見せる力
・データを基に新たなビジネスを立ち上げるようなデータを使う力

という3つの力を指しています。

様々な経験をされてきた安宅先生ならではの授業は、毎回密度が濃く、データリテラシーを身に着けるうえで人気の授業となっています。

授業概要

授業の目的

この授業の目的は「データをドライブしていく力を身に着ける」ことです。なぜ今データリテラシーの必要性が高まっているのでしょうか。
データを扱うのが一部の人に限られていた1990年代に対し、2000年代以降は急速にテクノロジーが発達し、誰もがデータを扱う時代となりました。
ウェブの検索履歴や身体センサー、購買データなど膨大な情報を企業が活用するようになり、今や世界の企業の時価総額ランキングのトップ10はそうしたデータ活用により急成長したIT企業が占めている状況です。
この現状において、授業ではデータサイエンティストを育てるのではなく、社会に出てから最低限データを扱い、判断できるようになることを目指します。

何を学べるのか?

それでは授業では具体的にどんなことを学べるのかについて具体的にみていきましょう。

データを見る力

「分析において割合を表していても母数がないのはダメ」のように、データを見る際に気を付けるべきことについて具体例を挙げながら解説が行われます。
データの出典の信頼性を確かめ、誇張表現に惑わされずにデータを見る力を養います。

データを見せる力

データを用いて言いたい事をより正確に伝える方法を実践的に学ぶことができます。
例えば、実社会で見られる「ダメなグラフ」に対して学生が改善策を考える授業です。学生の改善策に対してさらに先生がフィードバックを行います。
「初見で見る人が10~15秒で理解できないものはチャートして機能していない」という考え方のもと、データと言いたい事が矛盾していないかどうかを確認していきます。

こんな人におすすめ

・研究発表や提案活動等でプレゼンテーションを行う人
・マーケティングに興味のある人
・データサイエンティストに興味のある人
・データ活用の未来を知りたい人

教授について

安宅和人 総合政策学部教授

学歴

博士(脳神経科学・イェール大学)

兼職

ヤフー株式会社 チーフストラテジーオフィサー(CSO)

職歴

東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程終了後、マッキンゼー入社。4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。2001年春、学位(Ph.D.)取得。ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として飲料、電子マネーを含む幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。2008年よりヤフー。2012年7月よりCSO。途中データ及び研究開発部門も統括。事業戦略課題の解決、大型提携案件の推進に加え、市場インテリジェンス部門、ヤフービッグデータレポート、データ活用を含む全社戦略などを担当。

引用元:https://vu.sfc.keio.ac.jp/faculty_profile/cgi/f_profile.cgi?id=81b93fae67160f0d

著書

「イシューから始めよ」(英治出版、2010)

慶應SFC生の感想

どこが成長しているのか?

授業を通して成長していると実感できていることは主に2つあります。

1つはデータをドライブする力の向上です。課題の量は多いですが、その分教授のフィードバックは手厚く、自分の成長がはっきりと分かるサイクルが授業の中で仕組み化されています。実際の企業の生のデータを扱っているため、課題の質も高いです。

2つ目は、本質はなんだろう?と考える姿勢が身につきました。データをドライブする力と言うとスキルが大事なように思えますが、安宅教授は「難しい分析手法を使わなくとも優れた発見や洞察は見つけることができる」といつもお話しされます。今後、「データ」の利活用がますます重要になると考えられますが、データに惑わされない物事の本質を探ろうとする「姿勢」が何よりも大切なのだと学びました。

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