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本記事では、上智大学総合グローバル学部の公募制推薦入試で提出する「自己推薦書」と、「レポート等特定課題」の書き方を紹介します。

公募推薦の志願者数の増減についてはこちら

上智大学の公募制推薦入試とは?

上智大学の公募制推薦入試は、各学部学科が求める評定平均と英語力による出願資格を満たす者を対象に、書類審査、学科ごとの個別テストおよび面接による一段階選抜が行われます。出願要件は、全学部全学科共通で全体評定が4.0以上(神学部のみ3.5以上)、それに加え、学科によっては指定の科目について4.3から4.5以上の評定を要しており、ハイレベルな競争であることがうかがえます。

また、英語が出願要件に入っているのも特徴の一つ。とは言え、ほとんどの学部学科で求められる出願要件の英語レベルは高校卒業時の一般的なレベル。一部国際系、語学系の学部学科を除けば、英検では2級以上、TOEICでは550点以上を求められるところが大半です。TEAPやTOEFLなどでも受験は可能であるため、詳しくは要項を参照してください。総合グローバル学科は、英検2級A以上、TOEICならば650点以上が出願要件です。

上智の公募制推薦入試の特徴は、各学科ごとに細分化された出願要件とレポート課題、そして学科の筆記試験。少人数による密な教育を強調する、上智らしい試験と言えるでしょう。書類審査で提出する自己推薦書は各学部学科共通で、レポート課題は学科ごとに設定されます。本記事では、自己推薦書の書き方と、総合グローバル学部の特定課題の書き方についてご紹介します。

自己推薦書の書き方


自己推薦書とは、文字通り「自分が上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科で学ぶにふさわしい人材であること」をアピールするためのものです。オフィシャルの募集要項には、下記のように記されています。

「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容であるもの。所定用紙1枚に収めてください。

(https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_ad/itd24t00000046vf-att/2019kobosuisen_application_proc.pdf)

他大学では自己PRと志望理由書を分けて提出を求められるケースが多く見受けられますが、上智の公募制推薦入試では、実質的に自己推薦書が志望理由書の役割も兼ねることとなります。単なる「自分はスゴイ」という独りよがりのアピールではなく、「なぜ自分は上智大学総合グローバル学部で学ぶ人材としてふさわしいのか」を、試験官にわかりやすく示す必要があります。

他のAO入試の志望理由書や自己PRに共通する通り、そのような人材として自分の価値を示すためには、下記のような事柄を意識して自己推薦書を書いてみましょう。

過去・現在・未来の軸でストーリーを作る

自分はこれまでどのようなことに関心を持ち、その関心から何をしてきて、どのような成果を残したのか。あるいはどのような学びを得たのか。その結果、今はどのようなことを考え、将来は何をしたいと考えているのか。その理想に近づくために、現時点では何が足りず、上智の総合グローバル学部で何を学びたいと考えているのか。これら一連の「過去」「現在」「未来」をまずは箇条書きにして、思いつく限り書き出してみましょう。

その中でも特に重要なのは、「自分が試験官に向けてアピールすることが、上智で学ぶ人材にふさわしいことを示すアピールとなっているかどうか」。たとえば、極端な例を挙げると「マッチョになりたくて体育会系の部活動で毎日200回懸垂を頑張った」というようなエピソードを示しても、それは総合グローバル学部を受験する理由とはかけ離れてしまっています。どんなに力を入れたことであったとしても、それが上智の総合グローバル学部を受ける人材であると理解されるトピックであるか、そのような見せ方にできているかどうかは常に注意しましょう。

裏を返せばこれは、どのような事柄であったとしても、見せ方次第ではふさわしい人材であると示せる、ということです。総合グローバル学部を志す人は、興味関心や原体験に何らかグローバルに関わるものがあるはず。自身がこれまでに力を入れてきたこと(=具体的に行動を起こしてきた事柄)とグローバルに関する知的欲求を結びつけ、「何を探求したいのか」「どんな力を磨きたいのか」が伝わるようにストーリーを作ってみてください。

「上智の総合グローバル学部」という環境を使い倒せるかコンテスト

上智大学の魅力は数多くありますが、中でも特徴的なのは、徹底した少人数指導と教員と学生の距離の近さ。レポート課題は30近い学科のすべてが異なるものを用意し(レポート課題の書き方については後述参照)、学科によってはかなりマニアックな設問も。このように、「受験生が上智にマッチするかどうか」を非常に重視し、選びぬいた人材に密な学びの場を提供するのが、上智大学の特徴です。

では、総合グローバル学部同学科にはどのような特色があるでしょうか。総合グローバル学科の公式ホームページを見てみると、世界の広範囲にわたる国際関係と、個々の地域に関するテーマの両方をバランスよく学ぶことが求められていると分かります。

このように、上智がアピールしたい環境と自分がマッチしているかどうかをアピールできることも重要です。AO入試はいわば、大学の学部を使い倒せるアピールコンテスト。総合グローバル学部が用意している環境のパーツをどう組み合わせ、どのような姿になりたいと考えているかを考えてみましょう。パーツが他大学や他学部にはない「総合グローバル学部独自のもの」であるほど、「自分はこの学部に進学するのにふさわしい人間である」という説得力が増します。

レポート等特定課題の書き方

では次に、レポート等特定課題を見てみましょう。

あなたが現在関心を持ち、大学でさらに学びたいと考えてい るグローバル・イシュー(地球規模問題)を1つ取り上げ、それがどのような問題なのか説明した上で、その理解と解決 のためにグローバルな視点とローカルな視点がどのように重要であるかを、具体例を挙げながら述べなさい。(A4 用紙 2000 字程度・横書 ワープロ原稿可)

この課題から読み解くべきは「総合グローバル学部にふさわしい人材=グローバルやローカルといった言葉を自ら定義しする力を持つ人材」である、と上智大学が考えているということです。

そもそも、グローバルとは何でしょうか。それは外交や国際関係とはどう違うのか。ローカルとは、具体的にどこからどこまでの範囲を指すのか。「グローバル=世界規模、地球規模で起こっていること」「ローカル=地域のこと」と単純に定義してしまうと、総合グローバル学部が受験生に求める「グローバル観」の深さには届きません。

抽象度の高いこうした言葉は、つい意味をわかったつもりで使いがちです。しかし、改めてこの2つの言葉を見直し、自分なりに読書やリサーチを通して考えを深め、これらの概念を自分の言葉で再定義し直すこと。その上で設問が求める答えに沿う形で回答すること。総合グローバル学部の推薦入試では、この2段階の力が求められます。

「総合グローバル学部」とはグローバルに関する知識を学ぶ場ではなく、グローバルとローカルの両方の観点から世界規模で起こっている問題を題材に、視点を育て思考力を磨く場。
表面的な定義ではなく、「自分なりの解釈で問題を議論できるか」という入り口から、総合グローバル学部で学ぶ人材としての素養が試されているのです。

おわりに

特にレポート課題が特徴的な上智大学の推薦試験ですが、小論文試験を突破する力を身につけないと合格は難しいでしょう。一段階選抜のため、小論文試験は受験生全員が受験します。書類と小論文、両方の対策を同時並行で行うことで、相互作用的に文章力や思考力を身につけることができます。洋々のプロフェッショナルは上智大学の推薦入試に関する知見も豊富。お困りの方は、ぜひ一度個別相談にお越しください。

洋々の小論文トレーナー&メンター。批評からシャンプーの裏側まで、文字の書いてあるものは何でも好きです。

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