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洋々LABO > 高校受験 推薦入試情報 > 慶應系高校 > 【解説】慶應義塾志木高校 自己推薦入試の全体像

慶應義塾の一貫教育校のひとつである慶應義塾志木高校(通称:慶應志木)には一般入試のほかに自己推薦入試という入試制度が設けられています。
同じく一貫教育校である慶應義塾高校の推薦入試ではハイレベルな活動実績が求められるのに対し、慶應志木の自己推薦入試は特別な活動実績がなくても合格可能な入試になっています。

今回はその慶應義塾志木高校の自己推薦入試について解説します。

慶應志木 自己推薦入試の特徴(ざっくり)

約40名の募集枠

例年41~45名程度が自己推薦入試で合格しています。これは全体の合格者数の約10%にあたる人数です。

活動実績による出願要件がない

多くの高校の推薦入試ではスポーツや文化系活動における入賞実績を出願資格として設定していますが、慶應志木ではそうした要件を設けていません。
実際の合格者も必ずしも高い活動実績を持っている方ばかりではなく、日々の活動に一生懸命取り組んできたことを評価する傾向にあります。
一方で、評定および欠席日数に関する要件は設定されています。詳しい出願資格については後述します。

学力試験がない

自己推薦入試には英・国・数といった科目による学力試験はなく、書類選考と面接により選抜が行われます。
ただし、2次選考当日は面接資料という記述形式の筆記試験が課されます。

入学試験概要

出願要件

方式 募集
人数
評定
要件
欠席
日数
その他要件 1次 2次
自己推薦 約40名 合計38以上* 合計30日以内 特になし 書類 個人面接
集団討論
面接資料

*3期制の場合は2学期、2期制の場合は1学期あるいは2学期中間の評定

慶應志木 自己推薦入試スケジュール

 

出願:1月5日

1次発表:1月22日

2次選考:1月23日

最終発表:1月24日

入学:4月

 

慶應志木 自己推薦入試の特徴

慶應義塾志木高校の自己推薦入試は学力試験がない一方で、志望理由を中心とした書類審査や面接、集団討論など、筆記試験では測ることの難しい入学後の目的意識やコミュニケーション能力を重視した試験内容となっています。

出願書類で記入が求められる文字数の多さや試験内容の多様さは他の高校推薦入試には無いものであり、受験生一人一人の考え方や経験を評価しようとする慶應志木の意図を感じる入試となっています。

倍率は年度により変動がありますが概ね3倍~4倍程度となっています。

自己推薦入試合格者は原則必ず入学しなければなりません。
自己推薦入試に不合格となった場合でも、一般入試または帰国生入試に出願することが可能です。

1次選考:書類

1次選考は書類審査です。1次通過者のみ2次選考に進むことができます。
ここでは特に重要な書類に絞って解説をします。

入学志願書(C)(D)

出願書類の核となるのが「入学志願書(C)(D)」です。以下の3つの質問から構成されています。

  • 本校を志望した理由を書きなさい
  • 中学時代に熱心に取り組んだ事柄を一つ取り上げ、その経験を紹介し、そこから自分が得たことを書きなさい
  • 高校生として、どんなことを学びたいと考えているかを書きなさい

入学志願書(C)(D)は1次選考の材料となるだけでなく、2次選考の面接でも入学志願書から質問されることが多くあります。書類作成時より面接を想定して記述内容以上に考えを深めるとともに、一貫した軸(世界観)を作り上げておくことが重要となります。

入学志願書(B)

中学時代の学校内外の活動、大会・コンクール等での成績、所得した資格・技能について欄の沿って本人が記入する書類です。
限られた記入欄でも読み手に対して活動内容の“すごさ”が正確に伝わるような書き方の工夫が必要です。

入学志願書(B)に関する資料貼付用紙

中学時代の諸活動の実績、資格・技能を示す資料(新聞や雑誌の記事、表彰状、資格・技能の証明書のコピーなど)をこの用紙に貼付します。中学時代の活動に関する資料については保存しておくとともに、貼付用紙のサイズに合わせて縮小コピーをする必要がでてくる場合もあるので、出願間際になって慌てることのないよう事前に整理しておくようにしましょう。

2次選考:個人面接・集団討論・面接資料

2次選考では個人面接のほか、集団討論、面接資料の作成が課されます。1次合格発表の翌日が2次選考となるため、1次発表前から準備を進めておく必要があります。

個人面接

個人面接は複数回行われます。1回あたりの時間は長くはありませんが、出願書類の内容を中心にさまざまな観点から質問がされます。
また、当日作成する面接資料に記述した内容に関する質問もあります。

グループ面接

数名で一組となって面接官から質問がされたり、提示されたテーマに関する討論が課されたりします。討論のテーマは毎年変わります。

面接資料

面接に先立って、面接資料の作成が課せられます。記述形式の質問が4つ出題されます。
質問内容は意見を求められるものから、英語和訳、数学的知識を問う問題などさまざまです。

自己推薦入試で合格する受験生の傾向

「語れる活動」がある

前述の通り全国大会入賞などのハイレベルな活動実績がなくとも合格が可能です。
一方で、出願資格に

学校内外で、中学生として充実した諸活動を行い、それを入学志願書によって示すことのできる者。

とあるように、何か一つでも熱心に取り組んだものがあり、そこで何を考え、どう行動し、何を学んだのかというプロセスを評価する傾向があります。
日頃から諸活動に対して試行錯誤しながら主体的に取り組んでいくことが求められます。

入学後の明確な計画がある

「なぜ慶應志木なのか?」に対する答えとなる明確な目的意識の有無も合否を分ける重要な要素となります。
慶應志木の特長の羅列とならないよう、自らの目指す将来像から逆算して、自分にとっての必要性を説明していく必要があります。

評定38でも合格可能

評定38でも合格者は出ており、下限さえクリアすれば合格のチャンスはあると言えます。
ただし、在籍中学校の状況によらず上記の評定基準を満たしていない場合は、出願は一切認められないので注意が必要です。


慶應志木の自己推薦入試はしっかりとした準備が必要とされる分、考え方や経験などをしっかりと評価してもらえる入試となっています。

洋々ではより詳細な試験内容や一人一人に適した準備方法について、指導経験豊富なプロが無料で個別にご相談を承っています。
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慶應志木高校 自己推薦入試「合格者の声」

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