AO入試・推薦入試のヒントが見つかるメディア

洋々LABO > 大学を知る > 慶應SFC > 慶應SFC 授業紹介vol.1 「経営戦略」 ー 琴坂将広教授

文理融合。言語、ビジネス、デザイン、プログラミング…なんでも学ぶことができる。そんなことをよく言われている慶應SFCですが、一体どんな授業が行われているのでしょうか?

慶應SFCは必修が少ないため多岐にわたる分野の授業を履修することが可能です。しかし、その多さ故に実際にどんな授業が展開されているのか慶應SFC生でなければ知り得ないでしょう。

そこで、ここでは現役慶應SFC生が授業を履修した感想や情報を掲載していきます。

今回は琴坂将広教授の「経営戦略」をご紹介します。

 

「 経営戦略 」 - 琴坂将広教授

授業概要

学問としての経営戦略と実務としての経営戦略の2つの観点から経営学の発展の系譜をたどっていく授業。そして、その発展の系譜から今後の未来を考察する授業。

「経営戦略を読み解く〜実務と理論の狭間から〜」

なぜ、同じ「経営」をテーマとしながらも、経営の実務と学問としての経営戦略の間には、これほどまでに大きな隔たりが存在するのか。たしかに、実務家が経営戦略の理論をそのまま実践しても、短期的な売上には貢献しないかもしれない。しかしだからといって、経営戦略は実務の役に立たない、と決めつけるのは早計である。経営の実務と学問としての経営戦略を適切に結びつけることで、その真の価値が見えてくる。本連載では、長く実務の世界に身を置きながら、学問としての経営学を探究し続ける、慶應義塾大学准教授の琴坂将広氏が、実務と学問の橋渡しを目指す。

http://www.dhbr.net/category/keieisenryaku_wo_yomitokuより引用。

この引用したページは琴坂教授のDIAMONDハーバードビジネスレビューでの連載記事になります。興味をもった人はこちらも参考にして読んでみてください。

こんな人におすすめ

  • 経営学に興味のある人
  • 実際にビジネスに関わっていきたい人
  • 瞬発的な思考力を鍛えたい人
  • 世の中の流れを知りたい人

 

最終講義終了時に拍手が起こる授業

琴坂教授の「経営戦略」の授業は慶應SFCの中でも取るべき授業とよく話題になることが多く、その反面難易度がかなり高い授業になっています。その分授業の質は高いです。

まず、予習段階でいくつかの論文を読む必要があり、授業は予習前提をもとに進められます。授業内では積極的に意見を発することが求められ、瞬発的に意見を言う思考力を鍛えることができます。アメリカのような誰もが発言し、議論が白熱するような授業空間作りを意識しているように感じられます。

事実、発言したことからその質まで成績に反映され、まさに白熱の授業と言えます。最終講義終了時に拍手が起こる授業は少ないのではないでしょうか。

また、経営学の発展の歴史から企業の発展の歴史が分かり、世界経済がどのように作られてきたのかが理解できます。その上実際に琴坂教授が実務に関わっているため、2018年度の授業内ではメルカリの上場株のこと、Facebookの会見の話題など、ベンチャー企業からグローバル企業に関する時事ニュースを深く聞く機会があります。

 

教授について

琴坂将広 慶應義塾大学総合政策学部准教授

博士(経営学・オックスフォード大学)

主な兼職

社外監査役(ユーザベース、ラクスル)
社外取締役(五常・アンド・カンパニー、アピリッツ)
フランス国立社会科学高等研究院 日仏財団アソシエイト・フェロー

略歴

主な前職
立命館大学経営学部 勤務
マッキンゼー・アンド・カンパニー(東京・フランクフルト)

上記のようにマッキンゼーに勤務していたことから実務の知見をもつとともに、オックスフォードで経営学博士号を取得していることから学問としての知見にも富む教授です。そのため、授業内では両面の視点から経営学、経営戦略とは何かということを議論が展開され、非常に興味深い内容となっています。また、「経営戦略」の授業の他にも「多国籍企業論」というグローバル企業のあり方に関する講義も開講しています。

 

慶應SFC生の感想

実は筆者自身、今学期気合いを入れて履修していた授業になります。

授業の中では、有史以前から2018年現在、そして30年後の世界の経営戦略までを考え、議論します。一生懸命に取り組むことで他大学のどの生徒よりも経営学は詳しい自信がつきました。また、一つの物事を考える指標として経営学をこの授業で一度に身に付けることができたと思っています。

特に興味深かったのは、経営学の発展に大きく貢献した2人の人物についてです。

その2人とはマイケル・ポーターとジェイ・B・バーニーです。この2人は主張する経営学の理論が対立し、それぞれを反論し合う論文の駆け引きが展開されます。この一連の流れに学問の面白さを認識しました。何より経営学は実務の発展とともに形成されているため、学問の楽しさを感じやすい分野なのかもしれません。

AIなどの発展がどう企業の経営戦略に影響するのか等、単純に独学では学べないことばかりで非常に面白く、成長できた授業でした。

慶應義塾大学総合政策学部2年。経営学を中心に学習中。

洋々のメンター。ベンチャー企業2社・大手企業にて長期インターンの経験がある。