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洋々LABO > 高校受験 推薦入試情報 > 都立高校 > 【解説】都立戸山高校 推薦入試の全体像

都立戸山高校は1888年創立の長い歴史と教養主義に基づく指導方針、またアクセスの良さから都立高校の中でも高い人気を誇っています。
入試形式としては一般入試と推薦入試が用意されていますが、今回は推薦入試について解説をします。

戸山高校推薦入試とは?

まずは概要をおさらいしていきましょう。
実施日程
日程は例年以下の日程で固定となっています。

  • 出願       1月23日
  • 集団討論・小論文 1月26日
  • 面接       1月27日
  • 合格発表     2月1日

募集人数・倍率

募集人数は年度により変わるものの、男子は35名程度、女子は30名程度。
倍率についても年度により開きはあるものの、平均すると男子が3.5倍。女子が3.7倍程度。男子、女子ともに4倍を超える年度もあります。

応募資格

都内の中学校を卒業見込みで、12月31日時点で都内在住の者となります。また、中学校長の推薦が必要です。この点が一般入試との違いになります。
中学卒業後も都内で保護者と同居することが確実な者に限られています。
  

試験科目・配点

試験科目は集団討論、個人面接、小論文に加え、出願時に自己PRカードの提出が必要です。

各試験の内容とポイント

自己PRカード

自己PRカードは出願時に提出が必要です。設問は大きく、「志望理由について」「中学校生活の中で得たことについて」「高等学校卒業後の進路について」の3つです。
面接ではこの自己PRカードの内容から質問がされることが多いため、面接を意識して作成していくことが不可欠です。

集団討論

集団討論は1グルーブ5,6人、およそ30分で行われます。討論のテーマは例年変わるものの、大きくは変化の激しい時代において戸山高校で何をどのように学び、何を身に付けたいのかについて話し合わせるものとなっています。
コミュニケーション能力,協調性,思考力,判断力,表現力を評価するとあるように、自らの意見を押し通して、相手を説得するのではなく、グループのメンバーと協調しながらより良い結論を導きだす過程が評価のポイントとなります。
  

個人面接

個人面接は試験2日目に行われます。受験生1名に対し、面接官3名で行われ、時間は10分程度です。志望理由など基本的には自己PRカードに記載した内容から質問がされます。

小論文

社会的テーマ、理科的テーマからそれぞれ1題ずつ出題されます。時間は2題合わせて50分です。身に着けた基礎知識を活用した思考力、探究力、表現力を問うとあるように、知識を組み合わせて自らの意見を論述することが求められます。

推薦入試で合格する生徒とは?

必要な内申点

合格者のほとんどが素内申45(オール5)ということはなく、素内申42~43あたりから合格者が増えてくるとのことです。
素内申45でも不合格者がいる一方で、少数ながら合格者の中には素内申30点台後半という受験生もいるとのことです。

面接点・小論文点による逆転合格は可能か

前述の様に素内申45でも不合格者がいる一方で、素内申30点台後半での合格者もいることから逆転合格は可能と言えます。また、実際に学校説明会での戸山高校の教諭の話によると小論文による逆転合格は大いにあり得るとのことでした。
準備をする人としない人が分かれる入試だけに、準備の有無により得点差がつきやすいという背景がこうした逆転合格に繋がっていると考えられます。


種類豊富な夏期講習や卒業生がサポートする自習室など充実した学習環境に加え、スーパーサイエンスハイスクールやチームメディカルなど独自性のある取り組みが魅力の都立戸山高校。

こうした環境に魅力を感じ、3年間を過ごしたいという強い思いを持っている方はぜひとも推薦入試でその思いを伝えてみてはいかがでしょうか?