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洋々LABO > AO・推薦入試情報 > AO入試対策の予備校選びでおさえるべきたったひとつのポイントとは?(前編)

「AO入試、受けてみようかな」

そう思った日から、あなたは立派なAO受験生。さっそくAO入試に必要な準備を考えてみましょう。

受験勉強の質と量で勝負をする一般入試と異なり、AO入試では個々の大学が求める書類の準備が必須となります。志望理由書や活動報告書の他に個別課題や小論文試験が課されることも多く、さらには面接の対策も必要不可欠です。これまで志望理由書や小論文を書いた経験がない受験生にとって、これらすべての対策を独力でおこなうのは、かなりの難易度であると言えるでしょう。

急場凌ぎの準備ではなく、時間をかけてAO入試を受ける目的意識や入学後のプランを明確にし、それを言葉で伝える文章力や論理的思考力、コミュニケーション力を養うこと。これが、AO入試受験において最も重要かつ近道の対策です。

そこで避けて通れないのが予備校選び。AO入試対策に特化した予備校や塾であれば、書類や課題、面接の総合的な対策ができるだけでなく、大学入学後も間違いなく役に立つ文章力や思考力を身につけることができます。

首都圏にはAO入試対策予備校が複数あり、いくつかを比較検討する必要があります。資料を取り寄せて入学前相談会などに参加すれば「何をどのように学べるのか」という大枠を知ることはできます。しかし、その予備校の雰囲気や指導が受験生自身にマッチするかどうかは、入塾してみないとなかなか掴むことができません。決して安いとは言えない入学金と授業料を払ってから「やっぱり雰囲気が合わなかった」「指導がしっくりこない」ということがないように、予備校は慎重に選ぶ必要があります。

このように聞くと「どうやって自分にぴったりの予備校を探せば良いのか?」と不安を感じる受験生や保護者の方も多いでしょう。しかし、実は予備校選びにおいて意識すべきポイントはたったひとつ。しかも、それは極めてシンプルな基準です。

見極めるべきは、「個別」か「集団」か

講師の質、授業料、立地、カリキュラムの柔軟性など、予備校を選ぶためには多くの条件があります。しかし、「自分に本当にマッチするかどうか」を見極める上で最も重要なポイントは、一言でまとめると「個別予備校」か「集団予備校」を選ぶことに尽きるのです。

なぜ、このたったひとつの基準で最適な予備校を見極めることができるのか?個別予備校と集団予備校(以下、「個別」と「集団」)、それぞれの特徴は何なのか?どのような人がどちらにマッチするのか?以下、順を追って説明していきます。

密着したサポートで飛躍的なレベルアップを求めるなら個別

個別の最も大きな特徴は、受験生一人ひとりに対する徹底したフルオーダーメイドのサポート体制。特に志望理由書のように、個々人の個性が強く求められる書類審査をパスするためには、オーダーメイドのサポートを利用し万全を整えて臨む必要があると言えるでしょう。

なぜ、オーダーメイドのサポートが重要であるのか?それは、志望理由書づくりに「自分に密着した第三者の視点」が非常に重要になるからです。

◆志望理由書の「ベストな解」を見つけられる

志望理由書には、「これを書けば絶対に合格」という基準はありません。絶対的な正解が存在しないため、「最も自分をよく表せる志望理由書とはなにか」を考える上で、いくつか書きたいことの候補が出てくるはず。何をどう書くのが自分にとっての「ベストな解」であるかを考えるためには、それらをフラットな視点で見てくれる第三者の存在が必要です。

◆自分が今「書こう」と考えている以上の情報がたくさん出てくる

志望理由書を書く上で、「こう考えるようになったのは、このような経験をしたからで、そこからこう思うようになり、こんなことをした」というストーリーを考えることは、文章に説得力をもたせる上で非常に重要です。そんなとき、自分ひとりで考えるよりも、受験生自身を深く理解しているサポーターと「どうしてそう思ったの?」「これはどういうこと?」と対話を深めながら書くことで、当初は自分でも予想していなかったような気持ちに気づき、より深みのあるストーリーを作ることができます。

◆一人ひとりの進度や理解度、目標に合わせたサポートが受けられる

AO入試の受験を考えた始めた段階での将来の目標や、大学でやりたいことの具体性、そしてそれらを表現する文章力・表現力には個々人で大きな差があります。個別塾の授業では、受験生によってまったく異なる課題や改善点に合わせたサポートが受けられる点が最大の特徴です。
このように、多面的かつ最適なサポートを受けられるため、画一的なトレーニングを受けるよりも、アウトプットの質や表現スキルの飛躍的な向上が期待できます

仲間との一体感のなかで切磋琢磨したいなら集団

一方、集団塾の最も大きな特徴は、「全員で受験を乗り越える一体感」にあります。部活や文化祭のようなものを想像するとイメージが湧きやすいかもしれません。合格という目標に向かってクラスで切磋琢磨するため、自然と絆は深まります。わからないことを教え合う、ちょっとした休憩時間に友人とお喋りをしてくつろぐなど、「みんな」で受験を乗り越える体験ができるはずです。

「受験は団体戦」とよく言われますが、受験に団体で立ち向かうことはなぜ重要であるのか?以下、その理由を解説します。

◆同世代の仲間ができる

同世代の多くの仲間たちと、ときに励まし合い競い合う環境は、受験生にとって大変良い刺激になるでしょう。志望先は違えど、同じ目標を共有する仲間たちと長い時間を共にすることで、高いモチベーションを保ち続けやすくなるはずです。また、受験期の最も大変な時期を共に乗り越えた仲間は大学入学後や卒業後も繋がりが強く、一生の財産となることもあるでしょう。

◆情報交換が活発

もちろん個別塾でも受験に関する情報を十分に手に入れることはできますがが、集団塾は受験生同士のコミュニケーションが活発になるため、「思いもよらない情報」を手に入れやすい環境であると言えます。雑談で聞いた大学名を調べたら自分のしたいことができると知って驚いた、というケースもあるほど。自分から調べて手に入れられない情報を常に手に入れやすい環境は、選択肢を広げる上でも非常に有意義です。

◆授業からの意外な学びを手に入れやすい

特にAO入試を考えているような、受験に対して積極的な生徒が集まる集団塾では、多くの生徒が授業に対して積極的に取り組みます。そのため、授業内での発言や質問が活発であることも多く、自学自習よりもより多くの学びを得やすいと言えるでしょう。学習意欲が高く、自分で勉強を進める週間が身についている人にとっては、授業をうまく活用することで学習効果が何倍にも高まるはずです。

個別と集団、それぞれに合うのは、一体どのような人なのでしょうか?後編では、それぞれの予備校にマッチするタイプを紹介し、失敗しない予備校選びのためにチェックすべきポイントを解説します。

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洋々の小論文トレーナー兼メンター。編集と執筆もしています。かぼちゃと春と動物が好き。