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洋々LABO > 高校受験 推薦入試情報 > 慶應系高校 > 【解説】慶應義塾高校 推薦入試の全体像

慶應義塾高校(通称:塾高)は慶應義塾の一貫教育校のひとつであり、ほとんどの生徒が慶應義塾大学に進学します。1学年720名、全校生徒約2200名のマンモス校であり、多くの部活動が全国レベルで活躍するなど文武両道の男子校としても知られています。

今回は慶應義塾高校の推薦入試について解説をします。

慶應義塾高校 推薦入試とは?

まずは概要を見ていきましょう。

実施日程

  • 出願       1月中旬
  • 1次試験発表および2次試験      1月下旬
  • 合格発表     1月下旬

募集人数・倍率

推薦入試の募集人数は約40名。
倍率は2.5倍前後ですが、3倍を超える年もあります。

応募資格

主な要件として、出願時に9科目の合計評定が38以上が必要です。

またこれに加え、「運動・文化芸術活動などにおいて、顕著な活動がある者」という要件も求められています。

出願には所属学校長の推薦が必要です。

試験科目・配点

試験科目は書類審査、面接(個人面接・集団討論)、作文です。
まずは書類審査による1次試験が行われます。これを通過した受験生のみ翌日の2次試験に進み、面接(個人面接・集団討論)・作文を受験することができます。

各試験の内容とポイント

出願書類

入学志願

氏名、現住所、学歴といった基本情報に加え、志願理由を記入する欄があります。記入欄は罫線になっており、400~500字程度のスペースとなってします。
これ以外に志望理由を書く箇所はないため、非常に重要な書類となります。
慶應義塾高校でなければならない理由がわかるよう、内容についてしっかり吟味する必要があります。

活動記録報告書

原則中学校入学以降の運動・文化芸術活動、その他特筆すべき活動について年月日順で記載します。
大会名や成績を記載するものですが、第三者が見てもその実績の価値が伝わるような書き方を心がけましょう。
またその活動成果を客観的に証明する書類を「活動記録証明書類貼付用紙」に貼付して提出する必要があります。

志願者紹介文

保護者によるものと志願者をよく知る方(保護者以外)によるものの2種類があり、それぞれ400字以内で志願者の人物像やアピールポイントを記述します。
具体的なエピソードも織り交ぜながら、

面接

面接は個人面接の形式で、志願者1名に対して面接官が2名で行われます。時間は15分程度です。志望理由や中学時代にがんばったことなど出願書類の内容を中心に質問がされます。

集団討論

集団討論は6人1組のグループで提示されたテーマについて議論を行い、その様子を試験官が採点します。テーマは例年変わります。

作文

作文は出題されたテーマについて400字以内で論述を行います。時間は30分です。

推薦入試で合格する生徒とは?

必要な内申点

評定38でも合格者は出ており、下限さえクリアすれば合格のチャンスはあると言えます。

運動・文化芸術活動などの実績はどの程度必要?

出願資格としては明確な基準を設けていないものの、例年全国大会上位入賞者などかなりハイレベルな実績をもつ受験者が集まっています。
1次試験ではまずはこうした大会やコンクール等の実績が大きな判断材料となっているようです。
ただし、上記の実績に及ばずとも都道府県大会上位レベルでも合格者はおり、1次試験を突破することができれば最終的には志望動機や2次試験の内容など総合的な判断が行われているようです。

志望動機、その他2次試験科目は重要?

前述のとおりハイレベルな実績をもつ受験者が集まるため、必然的に実績以外の面での差別化が重要になります。
志望動機をしっかりと練っておくことはもちろんのこと、面接や集団討論など慣れない試験のなかで自分をアピールしていく必要があります。

実績面でビハインドを感じている人もここでしっかりとアピールすることで合格も可能ですので、しっかりとした準備をおすすめします。


全国的な知名度をもつ塾高には例年全国的から多くの受験者が集まってきます。さまざまなバックグラウンドをもつ生徒が在籍し、そのなかで一生の友人を見つけられるのも塾高の大きな魅力の一つです。
塾高で学びたいという目的意識をもつ方はぜひ推薦入試にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?